†禁愛†~明日もあなたをスキになる~【完】
「ん?」
煌が逃げるように部屋に戻るとケータイに着歴と伝言が入っていた。
「……叶音…。」
着歴と伝言の相手は、叶音だった。
「【もしもし…煌? 何度も電話くれたのに出なくてごめんね。 少し落ち着いたから電話したの。 逢いたいからまた…電話するね。】」
叶音からの伝言は、それだけだった。
「叶音…許してくれ。」
煌は、叶音の着歴と伝言を消去した。
「叶音、話しがあるからいらっしゃい。」
「はい…お養母さん。」
叶音は、呼ばれて部屋を出た。