†禁愛†~明日もあなたをスキになる~【完】
「お帰り。」
「父さん早いね。」
「あぁ…今日は、早く上がった。」
他愛ない家族の会話だった。
「(…“何を”……隠してる?)」
両親の話しを聞きながら煌は、不信に感じた。
“何か”…言えない事を隠してる。そして…それが叶音と付き合うのを許さない…本当の理由がある気がした。
「煌、ちょっといいか?」
義兄がリビングを出て階段に居る自分に声をかけた。 煌は、びっくりした。
「あっ、あぁ。
(聞いてたの…バレてた?)」
煌は、義兄と一緒に部屋に戻った。