†禁愛†~明日もあなたをスキになる~【完】
  

「お帰り。」


「父さん早いね。」


「あぁ…今日は、早く上がった。」


 他愛ない家族の会話だった。


「(…“何を”……隠してる?)」


 両親の話しを聞きながら煌は、不信に感じた。

 “何か”…言えない事を隠してる。そして…それが叶音と付き合うのを許さない…本当の理由がある気がした。


「煌、ちょっといいか?」


 義兄がリビングを出て階段に居る自分に声をかけた。 煌は、びっくりした。


「あっ、あぁ。
(聞いてたの…バレてた?)」


 煌は、義兄と一緒に部屋に戻った。


  
< 177 / 265 >

この作品をシェア

pagetop