†禁愛†~明日もあなたをスキになる~【完】
「行って来ます、伯父さん。」
「あぁ…気をつけて行っておいで。」
利久は、言って叶音を抱きしめた。叶音は、泣きそうな心を押さえて喫茶店に向かった。
「これで…最後。」
叶音は、囁いて喫茶店に入った。
「叶音さん。」
「こんにちは。こちらです。」
叶音が琳に案内された席に着くと煌が座っていた。
「じゃあ…私は、これで。」
琳は、二人を残して喫茶店を出て行った。
「座ったら。」
言われて叶音は、座った。
泪が溢れそうだった。