†禁愛†~明日もあなたをスキになる~【完】
「うん。」
「ありがとう。大スキよ…沙世。」
叶音は、言って沙世の額にキスをした。
沙世は、泣いてくれた。
「さぁ、もう帰ったほうがいいわ。伯父さん、タクシー乗り場まで送ってくれますか?」
「もちろん。沙世ちゃん…行こう。」
叶音は、去って行く妹を見つめてまた…泣いてしまった。
「二度と逢えない。二度と此処には、戻らない。サヨナラ…煌、サヨナラ…沙世。」
叶音は、言って深い眠りに落ちた。
「一体“何を”隠してるんだっ!!」
煌は、両親に怒鳴り散らした。
傷つけ合わぬように
逃げてしまおう。