†禁愛†~明日もあなたをスキになる~【完】
  

「やめなさいってば!」


 麻央は、止める。


「どーせバレるなら早い方がいいだろう…なぁ、椿?」


 叶音の顔がみるみるうちに悪くなっていく。


「うん…聞きたいなぁ、俺。」


 戍の死刑宣告のような言葉に気を失いそうだった。叶音は、ぐったりしてきた。


「じゃあ…みんなに教えよう。こいつは、俺たちと一緒に勉強できる立場なんかじゃないって言う理由を。」


 叶音は、身を小さくして耳を塞いだ。



 神様…私は、生きていていいでしょうか?

 あの雨の日…終れば良かったのでは、無いですか?


  
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