†禁愛†~明日もあなたをスキになる~【完】
「【…兄貴?】」
「知ってた。お前が叶音ちゃんを諦めてない事…ピアノにハマった理由。昔、一度弾いたピアノに音大の先生が大騒ぎしてた。
思い出したんだろう?」
「【兄貴。赦してほしい。…全てを捨ててもこの愛だけは、守りたいんだ。】」
「お前が倖せになることを祈るよ。」
「【ありがとう。】」
煌は、言って電話を切った。
「伯父さん…伯父さんにだけ……この子の父親の事…話す。」
「叶音、無理するな。」
利久は、言って叶音が起きるのを手伝う。
「伯父さん…聞いて。」