†禁愛†~明日もあなたをスキになる~【完】
  

 麻央と麻央の後ろから叶音を支える手が伸びて来る。


「相模くん!」


「どうしたの、石田さん!」


 煌は、叶音を抱き留めて麻央に聞いた。


「ちょっと、あって。」


 麻央は、言い濁した。


「とりあえず保健室に連れて行こう。」


 煌は、言って叶音を抱き上げた。 麻央は、静かについて行く。



「先生呼んで来るから…叶音の事お願い。」


「解った。」


 煌は、叶音をベッドに寝かせて備え付けの椅子に座った。


「…椿……この胸のもやもやは、なんだろう?」


  
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