†禁愛†~明日もあなたをスキになる~【完】
  

 希望は、抱き着く。
 ふわふわの美しい髪に綺麗なワンピース姿。


「…パパァ」


「<…大丈夫。此処にいましょうね。>」


 希望は、眠った。


「<希望…ごめんね。傍に居られなくて…。>」


 希望が妖精と思う相手は、希望の母・叶音だった。
 心配でちょっと様子を見に来たのだ。


「<…愛してる…愛してるのよ。>」


 希望の背中を撫でながら叶音は、言った。


「希望ー、何処に居るんだー!!」


「<希望、お父さんが迎えに来たわよ。>」


  
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