†禁愛†~明日もあなたをスキになる~【完】
「椿っ、起きてたのか?」
煌は、びっくりしていた。
「相模くんが連れて来てくれたの?」
「あぁ…。」
「ありがとう。」
叶音は、にっこり笑って言った。
「大丈夫?」
「大丈夫。もう、教室に戻って。」
「…椿……“何が”あった?」
煌は、叶音に聞いた。
「“何も”。」
叶音は、静かに答えた。
煌は、それ以上聞けなかった。
「じゃあ、俺教室戻るからゆっくり休めよ。」
「ありがとう。」
煌は、保健室から出て行った。