†禁愛†~明日もあなたをスキになる~【完】
「早希までなんなの?」
叶音は、少しムッとして靴を履き変えて教室に向かって行く。
「「叶音っ!!」」
麻央と早希は、叶音の後を追った。
ガラガラ
「来たわよ。」
「よく平気で来られるわよね。」
「来たぜ。」
叶音に降りかかる言葉に首を傾げながら黒板を見てしまった。
・・・・・ ・ ・・
“殺人犯の娘・椿 叶音”
黒板には、逃れられない事実が記されていた。
「ふっ……
(バレたんだ…そっか。)」
叶音は、笑ってしまった。
光を見つめる。
光があると信じて…