†禁愛†~明日もあなたをスキになる~【完】
  

「いってぇよっ!!」


「触るな。」


 冷たく言い放ったのは、煌だった。


「椿…行こう。」


「ちょっ…相模くん!」


 煌は、叶音の腕を引いて教室を出て行く。



「ちょっと、相模くん!放してっ!!」


 公園で叶音は、抵抗して腕を振りほどいた。


「なんで無理する!」


「っ!!」


 煌の真っ直ぐで真剣な瞳に困った。
 全てを見透かされているようで怖かった。


「辛いだろう?苦しいだろう?泣いていいのに。」


 煌は、力説するように言って来た。


  
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