†禁愛†~明日もあなたをスキになる~【完】
  


「落ち着いた?」


 どれくらい抱きしめられて公園のベンチで泣いて居ただろう。叶音は、ようやく泪を拭いた。


「椿…言いたい事があったんだ。」


 叶音を優しく見つめて煌が囁く。


「椿…」


「“叶音”でいいよ。」


 叶音は、にっこり笑って言った。


「じゃあ…叶音……。緊張するな。」


「いいから、“何”?」


 煌は、意を決した。


「叶音…俺、君に逢った日からずっと……君の…叶音の事が……ス 「なんの話し?」 」


 大事な所で遮ったのは…


「「留美…」」


  
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