†禁愛†~明日もあなたをスキになる~【完】
  

 男子は、ニヤニヤ笑いながら言う。


「誰に頼まれたの?」


 叶音は、弱々しく聞いた。


「当ててみな。」


「…留美……なの?」


 叶音の答えに男子は、笑った。それが全ての答えだった。


「いやっ!!放してっ!!」


「黙れっ!!」


「あぅっ!!」


 殴られて抵抗する手が力無く落ちる。


「大人しくしてればいいんだよ。」


 男子は、言って叶音にキスする。


「そうだぜ。大人しくしてれば優しく抱いてやるって。」


 男子たちは、薄笑いをして叶音を囲む。


  
< 49 / 265 >

この作品をシェア

pagetop