†禁愛†~明日もあなたをスキになる~【完】
「留美、何を仕掛けた?」
屋上で戍は、留美に聞いた。
「戍、あなたの出番よ。」
「“出番”?」
留美は、にっこり笑った。
「今、襲わせてるの。だから、叶音を戍が助けに行くのよ。煌から離すチャンスだわ。」
「俺が助けに?」
「そうよ。嫌?」
留美に聞かれ戍は、首を振った。
「留美…俺が助けてやる。」
「ありがとう、頼むわね。」
留美は、優しく言って戍にキスした。
「叶音…。」
煌は、息を切らせながら叶音を探していた。