†禁愛†~明日もあなたをスキになる~【完】
  

「大丈夫、じゃあね。」


 煌とのすれ違いざまに


「留美に言われただろう?“叶音がどうなっても知らないから”…ってな。」


 と戍は、言って保健室を出て行った。


「叶音…“何が”あった?」


「ちょっと…男子に絡まれたの。戍くんが助けてくれたの、本当よ。」


 叶音は、優しく言った。
 煌は、叶音の制服のボタンが取れかかっているのと首筋のキスマークがついていた。


「…そうか。叶音…話を聞いてくれ。」


 叶音は、煌を見つめる。


「留美とは、別れたよ。」


  
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