†禁愛†~明日もあなたをスキになる~【完】
「煌…今日、留美ちゃんに逢ったわ。」
煌は、話しの内容にピンときた。
「それで?」
「別れたって本当なの?」
煌は、母親の声にうんざりした。
「本当だったら“何?”」
「泣いてたわ。あんないい娘を泣かせるなんて…」
母親は、ため息をつく。
「やめなさい。子どもたちの事に親がしゃしゃり出る幕じゃない。」
父親が助けてくれた。
煌は、父親を見るとジッと自分を見つめていた。
「いいかい、煌。きっちりと話をつけてから別れなさい。いいね。」