†禁愛†~明日もあなたをスキになる~【完】
叶音は、急かされて義妹・沙世の部屋に向かった。
「沙世、“何”手伝う?」
「あっ、お義姉ちゃん!トランクが閉まらなくて…」
沙世がトランクを閉じようと一生懸命に押していた。
「ふふふ。かして。」
叶音は、言ってトランクの中身を再び整理し始めた。
「お義姉ちゃんも行けたらいいのに。」
沙世は、これから冬休みを過ごす別荘に向かう。義姉も行ければ楽しいのに…とずっと考えていた。
「私は、いいの。身体を休めて元気にまた…逢いましょう。」