†禁愛†~明日もあなたをスキになる~【完】
  

「はい、奥様。」


 伊織も深々と頭を下げる。

 三人は、別荘へと向かって行った。


「叶音ちゃん。今日は、もう帰してもらうわね。」


「はい。お子さんたちに宜しく。」


「えぇ、またね。」


 伊織は、クリスマスイブの為早くに自宅に帰って行った。


「ふぅ…」


 叶音は、ソファーに座る。
 一年のこの冬休みと夏休みだけが叶音の休息の時だった。


 リリリン リリリン


「はい、椿です。」


「【叶音…留美よ。】」


 叶音は、びっくりした。



 罠が近寄ってくる。


  
< 92 / 265 >

この作品をシェア

pagetop