†禁愛†~明日もあなたをスキになる~【完】
「叶音。」
「留美…久しぶり。」
叶音は、留美を見て驚いた。
かなり痩せて顔色も悪かった。
「さぁ、来て。お茶ぐらい飲む時間あるでしょ?」
「…うっ、うん。」
叶音は、留美が不敏に思えてついて行く。
「さぁ、入って。」
「ありがとう。」
叶音は、美しい内装に心躍りウキウキしながらソファーに座らせてもらった。
「今、お茶いれるわ。」
留美は、お茶を入れながらニッタリ笑った。
「…叶音、今日…クリスマスでしょ?“誰か”と約束あるんじゃない?」