とびきり甘い春休み



「あ…じゃあ」


せっかくだから座ろうとした時にふと視界に入った1人のおばあさん


白い紙袋を下げた体はクタっとまがっていた


「あ…あの、よろしかったらどうぞ?」


せっかく橋本くんが座ってって言ってくれたけど、このままおばあさんをほっとくワケにもいかなかった



「あらぁ…すいませんね」



おばあさんは笑顔で座ってくれた


うん!!


このほうが私は嬉しい!!



「荷物上あげましょうか?」



橋本くんがおばあさんの紙袋をひょいっと取り上げて、軽々と棚にあげた



そんな何気ない仕種にもきゅんきゅん…






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