【短編】ねぇ。君はまだ覚えているかな
そのときだった。
『千佐っ!!
来てっ!!』
1階からお母さんの
大きな声がする。
なんかあったのかな!??
そう思い、
一気に階段を
駆け降りた。
お母さんの視線の先には
ついこのあいだ買った
おっきなプラズマテレビ
があった。
pm11:30
画面の左上に記された
その表示を見た
次の瞬間。
『え…』
゙咲田祐希 結婚!゙
その一文が
目にとびこんできた。