あたしと眼鏡
「相澤くんさっきのしたってなんのこと?」


「自分で思い出せよ」


「…わかんないから聞いてるのに」


それから答えてくれそうにないので聞くのを諦めた。


やっぱりなにかあったんだよね…あたしと相澤くんの間で…でも一体なんだろう?


教室に向かう廊下を歩きながら色々考えてはみたけれど…



思い出せないぃ!!



あたしの脳みそどんだけ小さいのよι


「とりあえず…ごめん」


あんな顔で睨まれるくらいだからきっと悪いことしたんだと思い頭を下げた。


「わからないで適当に謝られてもな」


「じゃあどうすればいいのさ」


「だから俺の元で働いてもらうんだ」


「…わかりましたι」


そういう訳ですか。
それならやるしかないよね…もしかしたら思い出せるかもしれないし。



………



で2年も経つけど全く思いだせてないんだよねぇ~ι
もう3年、来年卒業だし…う~


「相澤先輩っあの…これ!!」


「あ…」


可愛らしい声が聞こえ我に返ると相澤の周りに女生徒達が取り囲んでた。
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