あたしと眼鏡
そんな訳であたしが転校生の学校案内を任されたんだけど…


「相澤くん部活見学なら大歓迎だよ」


「わからないことあったらなんでも聞いて」


「はは、ありがとう」


休み時間や昼休み、そして放課後になっても相澤くんの周りには女生徒が絶えない。


気持ちはわかるけど見てるだけで疲れちゃった…もう帰りたいよι


「真琴も大変だなぁ~帰宅部だから仕方ないかっははは」


「だから帰宅部はあたしだけじゃないでしょうが!!」


クラスメートの山崎がからかいながら頭をぐしゃぐしゃ。
あたしの中のストレスメーターが急ピッチで上昇中!!
頬っぺをぎゅっとつかんでやった。


「イテッιこのっ」


「痛~こんのぉ」


やられたらやり返すのがあたしのモットー、自分の使命を忘れてつねりあい。


「ねぇ真琴と山崎またなんかやってるよ」


「いつものことだし気にすんなよ」


教室中がざわつき始め視線集中、そんなことなど気づかずに山崎に摘まみかかっていた。
頬っぺはジンジン痛んでうっすら涙目。


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