あたしと眼鏡
「俺が悪かった~ギブギブっι」


「仕方ないから許してやる」


ぱっと離すと一目散に教室を出ていった。
痛かったけど少しだけ気が晴れたかな…ってあれ?


「相変わらずよね~真琴ってば」


「なんでみんな見てるの?」


「そりゃそうでしょ、あんだけ騒げばさ~」


「あ~ははっごめんι」


呆れ顔で見られちゃいました~ι
ま、いつものことだから気にしちゃいないけど(笑)


「橘さん学校案内いいかな?」


「そうだね、行こう遅くなっちゃう」


相澤くんが言い出したことをいいことにあたし達もパタパタと教室を出ていくことに。


初対面からあんな恥ずかしいとこ見られちゃって…変に思われたかも。


「橘さんってクラスの人気者なんだね」


「え?そんなんじゃないよ、橘くんこそ人気者じゃん」


「俺は別に…」


校内を案内しながら雑談してるのはいいけど、すれ違う生徒の視線がみんな相澤くんに釘付けだった。


人を惹きつけるオーラがあるみたい。



………



「一通り説明したけどわかったよね?」


「ありがとう助かったよ」


説明を終え玄関に到着、やっと帰れると一安心。
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