永遠の思い出



真希は少し落ち着いてから
美加を助けてくれた
先輩について美加に聞いてみた。


するとその先輩はなんと
あの生徒会長だったことを
真希は初めて知った。


真希もそのことを聞いて
さすがに驚きを隠せずにいた。


「そういえば美加さ、
直樹先輩の事が気になるんでしょ?」
と美加に聞いてみた

いきなりそんなことを言われて
美加はびっくりしながらも
「ちょ…、ちょっとだけね」
と答えを返した。


真希は美加の答えを聞いて
「私思うんだけどさぁ…
美加は多分直樹先輩に恋してるよ。」
と言った。

今までまともに
恋をしたことがなかった美加、
真希に「恋してるよ。」
なんて言われたけど、
実際どんなものかすら分からなかった。



美加は真希に、
「やっぱりそうなのかな…?
自分では全然分からないけど…」
と、聞いてみた。


すると真希は、
「先輩の事を気になるって事は
美加が、無意識の内に
その人の事を思ってるからなんだよ。
だから美加は、気になるんだよ。」
と言った。




「無意識の内に思ってる…」
改めて思ってみると
実際、そうなのかもしれない…




美加は、その日をきっかけに
恋のスタートを切った。
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