容姿端麗6人組
「それほど隠してるってことは、自分の頭から消したいほどの過去ってことか…。」
俊が少しあった沈黙を破って、呟いた。
「聞かない方が…、やっぱり良いのかな。」
俊に続いて、舞が言う。
「暗くなるの、止めてもらえます??」
いきなり別の方から聞こえてきた声に、皆が一斉に顔を向けた。
そこに立っていたのは…
奏くんだった。
「奏くん…」
颯先輩が私を見た。
「誰??」
「つーちゃんの弟ですよ。」
颯先輩に聞かれて、答えた。
「つーちゃん??」
「つかさの事です。」
今度は舞が答える。