容姿端麗6人組
「………それじゃあ、体育館に移動!解散!」
あっ!!終わったみたい。
でも、全然聞いてなかった~
隣の人のせいだぁ………
「つーちゃーん!!どうしよー、聞いてなかったぁ~」
「別に大した事話してないから平気よ。」
それもそれで、ヒドイけど…
「本当に、本当?」
「本当に本当。」
良かったぁ…
つーちゃん居なかったら、生きてけないかも。
「ねえねえ、二人とも。これからヨロシクね♪席も近いし。」
隣りの美男子クンが言った。
何て答えたらいいか、分かんなかったから……黙ってた。
「あれ、シカト?俺、さっき助けたよね?」
美男子クンは、つーちゃんに向かって言う。
どうせ返事もらえないよ?って思って見てると…。
「だからお礼言ったでしょ?」
ビックリ!!
いつも無視するつーちゃんが……。
「仲良くしてくんないの?」
「様子見………」
そう言って、つーちゃんは教室を出た。