容姿端麗6人組
・2人で…△つかさside
私は今、海から離れた誰もいない浜辺にいる。
浜辺にあった大きな岩によじ登って、座った。
そこは絶景スポット!
ちょうど夕方になってきて、夕日がだんだんと沈む光景を目にしている。
「綺麗……」
思わず口から出た言葉。
一人でこの景色を満喫してたのに…。
「探したぜ?」
後ろから近付いてきた足音に気付かなかったわけじゃない。
でも、気付かないふりしてた。
後々、めんどくさいし…。
でも、足音と一緒に聞こえる声。
それは聞き覚えのある、優しい声。
私は振り向かずに言った。
だって声だけで分かるから。
今まで結構の時間、一緒に過ごしてきたんだから。