容姿端麗6人組
「蓮か………。」
「俺で悪かったな。」
「そんなに心配?」
「は?意味分かんねえし…」
「クスッ♪いなかったから、焦っちゃったくせに~!」
「ばぁーか、焦ってねえよ!!」
「隠してるつもりかもしんないけど、息切れ激しいから…。」
蓮は岩を登って、私の横に座った。
「い、息切れなんてしてねえよ。」
「してるよ?」
「しーてーまーせーんー!」
「意地っ張り……」
どうして正直にならないのかね。
素直に言えばいいのに…
「でも、ここ綺麗だな。」
「うん、私が見つけたんだから。」
「つかさ見つけた時には、まだ夕日があって。つかさの後ろ姿…、なんかカッコ良かった。」