容姿端麗6人組
「何、あれ。無愛想にもほどがあるっつうの……。」
私を助けてくれた俊って人が、話に加わってきた。
「あっ!さっきはありがとうございました。」
もう一回お礼言っとかなくちゃね。
「もういいって……。それにしてもあいつ、無愛想すぎるだろ。何、あの態度。」
「でも、つーちゃんが知らない人と話すなんて珍しいんですよ?」
普段なら話しかけられても、無視するのに……
「そう、なの…?」
私の隣りの美男子クンは、私の顔を覗き込んで聞いてきた。
「はい。知らない人に話しかけられて、返事返すなんて……。」
「様子見って事は、良い方なのかな?」
「かなり良いと思います。」
何でつーちゃん、いきなり心を開きだしたんだろ。
っていうか、
つーちゃん行っちゃったじゃん!
ヒドイっ、置いてかれた。
私も行かなきゃ!!
私もつーちゃんの後を急いで追った。