容姿端麗6人組
「まぢ?こんな事って…」
「そうとう相性がいいのね?」
舞と愛咲花さんが言った。
そう。
つーちゃんと蓮が、ペアになっちゃったのです。
「私…、パス。」
つーちゃんは紙を置いて、部屋を出ていった。
「待てよっ!!」
蓮が慌てて、つーちゃんを追いかける。
―廊下―
「つかさっ」
蓮が、つかさの腕を掴んだ。
「ついて来ないでよ…。」
後ろを振り向こうともしない、つかさ。
「俺の事、そんなに嫌か??」
「嫌……」
「つかさ…。本当に悪かったと思ってる。だから、もう一度チャンスを下さい。」
「何のチャンスよ…」
「今まで通りに戻るためのチャンス。」
「戻れない…」
「もうあんな事しない。絶対泣かせたりしないから…」
つかさがやっと、後ろを振り返った。
「はぁ…。一回だけ……」
「いいの!?」
「ただし、チャンスは一回っきりだから。」
「サンキュッッ!」