容姿端麗6人組
「本当にいつものつかさからは、考えられないな。」
「うるさいっ!!」
すると、空から降ってきた。
雨だ……。
ポツ、ポツ.......ザーッ!!
「ヒドい雨だな、雨宿りしよう。」
俺はつかさの手をひいて走った。
走りながら見つけたのは、小さな洞穴。
その中に走り込んだ。
「ビショビショだなっ。」
「通り雨だったら、いいんだけど…。」
――クシュンッ
つかさが横でくしゃみをした。
風邪でもひいたら、大変じゃん。
俺は自分の着ていたカーディガンを、そっとつかさにかけた。
「いいよっ、蓮が風邪ひいちゃう。」
つかさはカーディガンを慌ててとり、俺に押しつけた。
「馬鹿か、俺はどうでもいいよ。お前に風邪ひかれた方が困る。」
カーディガンをつかさに戻した。