容姿端麗6人組
「座ろ、っか……。」
俺の隣りに俊が座って、俊の前に怜ちゃんが座った。
つかさちゃんは立ったまま。
「つかさちゃん、座ろうよ。」
やっぱり心は開いてくれないのかな?なんて思ったりした。
けど……
渋々座ってくれて、内心ホッとした。
「つかさちゃん…、嫌だった?」
つかさちゃんは無表情のまま、遠くを見てた。
やっぱりまずかったかな…
無理矢理っていうのが。
「別に、嫌じゃないけど……」
ボソッと言った一言。
聞き間違いかと思って、もう一回聞いてみた。
「今…何て……」
つかさちゃんは俺の方を向いて、もう一度言ってくれた。
「別に迷惑じゃない、って言ったの。」
「本当に??」
凄く嬉しかったけど、今までのつかさちゃんの行動からすると、迷惑に思われてると思ってた。
「はぁ……。」
つかさちゃんは一息つくと、俺に言った。