容姿端麗6人組
「あの男子に囲まれてた所にいるよりかは、全然良かった…かな?クスッ」
言い終わった後に見せた初めての笑顔。
俺の心は一気に奪われた。
「わ、笑っ…た?」
「笑った…よな?」
俊と二人で顔を見合わせた。
「お前って…笑うんだな……」
そう言ったのは、俊だった。
「何それ!失礼にも程があるんだけど……」
つかさちゃんの印象が一気に変わった。
ただ無表情でクールな子だと思ってた。
でも、ちゃんと笑う。
可愛い笑顔で……/////
「まず、自己紹介でもしようか。まだ20分もあるし。」
俺らの事を、まだ知ってもらってないしな。
「じゃあ、俺から。俺は、駒塚 蓮。蓮でいいよ!見た目はチャラいかもだけど、こう見えても優しいよ?」
「そこ、自分で言うんだ。」
「だって、誤解されてたら困るし。でも、つかさちゃんにつっこまれるなんて…。」
「どういう意味よ。」
内容は、特にないけど…
些細な会話が、凄く嬉しい。
本当に仲良くなれて、良かった。
「俺は、篠崎 俊。よろしく。」
「相変わらずクールだねー。まあ仲良くしてやって?俊でいいと思うよ?ね!」
「別に良いけど……」
てか、俺がほとんど話してる感じ……
「ねぇ、二人とも話そうよー!」
「私はまだ聞いてる側だから。」
「ダーメっ!話してもらいましょうか。」