容姿端麗6人組
「それにしても、肝試しになってないわよ。これ、、」
「全然恐くない……」
――ポツッ、ポツッ
話していると、雨が降ってきた。
「きゃー、雨、雨!!濡れちゃうよー」
「雨宿りしねーと、走るぞ?」
「え、いいよ。傘あるし…」
舞は浴衣の袖から、折り畳み傘を出した。
「お前、何で持ってんだよ!?」
「今日は、雨予報だって聞いてたから。入れてあげようか??」
「え、ああ。頼む…」
俊は、舞のさした傘の中に入った。
「それにしても、つまんない…。もっとスリルでないのかな??」
舞が不満そうに言っていた、矢先…
――ペタッ
「………きゃー!!!」
「舞!?」
「やだー!!」
舞は俊の背後に回り、肩にしがみついた。