容姿端麗6人組
「その時は、浮気も考えてたんですけど…。信じたかったんです。大好きだったから…。」
「そうだよね。」
「でも、部屋に戻ってきた彼氏が電話に出て…。誰からか聞いてみたら、友達だって言ったんです。だから、冗談で女の人?って聞いたら……。」
「聞いたら??」
「違うに決まってる、って嘘つかれました。よくよく考えてみたら、今までも疑うべき行動があったのかなって。」
「そっか…。」
「それから、一週間後に家へ行ったら…。女の人のピアスが落ちてて。」
「最低なヤツ。俺の前に連れてきて、殴りたいぐらいだよ。」
「クスッ、ありがとうございます。」
「怜ちゃんは笑ってた方が可愛いよ?雨。いつの間にか、止んでたみたいだね。」
「わあ、本当だ♪全然気付かなかったぁ!」
「怜ちゃん、行こっ!!」
千速は怜の手を握って、歩き出した。
それから間もなく、お化けが登場!!