容姿端麗6人組
「うわあ~、天国だ~。やっぱクーラーは、最高っ!!今日とかマジ暑いし。」
「ホントッ、倒れるかと思った。あのジジイ話が長すぎんのよ。」
つかさが真っ赤な顔をして言う。
暑さのせいで、顔が火照っているらしい。
「今日は一段と長かったからな。あれは虐めか?」
俊も不機嫌な顔をしながら言い、席に着く。
「じゃあ、今日は終わりにする。帰っていいぞー!」
亮ちゃんが教室をのぞきながら、そう言い残して廊下を歩いていった。
皆は大喜びで、教室から次々と出ていく。
「じゃ、私達も帰ろっか。」
つかさは帰る支度を終えて、怜に言う。
「あ、俺らも一緒に帰る!」
立ち上がった瞬間、怜に止められた。
「ダーメ!亮ちゃんに、放課後怒られる予定でしょ?」
怜が俺のおでこを、人差し指でツンッとつついて言った。
「怒られる予定って……。」
俊が怜の発言を、笑いをこらえながら言った。