容姿端麗6人組
「うーん……」
「ダメ…?」
ウルウルした目で、覗き込んできた。
うぅ~、それは反則でしょ。
そんな表情されたら…
「反則…。」
「え?何?」
「たく…、犬みたい。目、キラキラさせてさ。だから、反則だって言ったの。」
「え、もしかして。ときめいた?胸キュン☆みたいな?」
「うん!」
まあ、彼氏にあんな顔されたらね。
ドキッとするでしょ。
学校へ向かって歩いていた蓮と私。
でも横を歩いてたはずの蓮の足音が、いきなり消えた。
驚いて後ろを振り返ると、呆然と立っている蓮。
「どうしたの?」
「だ、だ、だって。つかさが、ときめいたって言うからっ/////」
「ねえ、蓮はさあ。告白されて、成り行きで付き合ったと思ってる??」
「え?あー、まあ。つかさが俺の事を好きで、付き合い始めてくれたって思いたいけど…。」
「……、そうなんだけど……。」
「う、嘘っ!!」
嘘じゃないし…
誰にも言わなかったけど、結構好きだったんだよ?