容姿端麗6人組
・友達△怜side
「怜ー、帰ろうぜっ!」
一日目が終わって、廊下から声がした。
私を呼ぶ声。智だった。
香山 智樹 (カヤマ トモキ)
私の幼馴染みでお隣りさん。
ちょうど部屋が向かい合ってて、窓を開ければ渡れるぐらいの距離。
私は小さい頃から智(トモ)って呼んでる。
イケメンでスポーツ万能でモテモテ。
「智っ、何組だった?」
「俺?隣りのクラス、B組ー」
廊下の窓から顔を出しながら、智は言った。
「意外と近いねっ!」
「お前、良かったじゃん!つかさと一緒で。」
智とつーちゃんは仲良しさん。
つーちゃんはあんまり友達を作んないから、数少ない友達の一人。
「おうっ、つかさぁ~」
「よっ!」
つーちゃんが智に返事を返したから、俊と蓮はビックリしてた。
「怜、そいつ誰?」
蓮が私に言った。
けど…、智が答えたの。
「俺は怜の幼馴染みで、つかさの友達。あんたは?」
「怜とつかさの友達だよ。こっちもねっ!」
蓮はそう言って、俊の肩に手を置いた。
智が、凄い驚く。