容姿端麗6人組
「てことは…、、俊?」
「まあ、残りは俊しかいないしね。」
舞の言葉に付け足して、つかさが言う。
舞は驚いた顔で俺を見た。
けど、それ以上に驚いてた奴が隣りにいた。
「じゃあ、先輩が舞のことを好きだって知ってたのかよっ」
蓮だ。
自分が知らなかったから、凄い驚いてるんだろう。
「知ってたよ。夏休み前に、先輩の家に呼ばれてさ。行ったら、「恋の相談のってくれっ!!」って言われて…。のった事にはのったんだけど…。良いアドバイスが出来なくてさ。」
そうなんだよなぁ~
俺、相談とか得意じゃねえから。
「そしたら、もっと適任がいるじゃんって事になって。つかさの家に行った。」
「どうして、その適任者が私な訳…」
俺の話を聞いて、がっくりしながら言う。
「ごめんね?でも、本当に誰にも言ってなかったんだ。俊もつかさちゃんも、舞以外の三人には言ってると思ってた。岩のように堅い口だね。」
颯先輩が凄いと言った表情で話す。
それを聞いたつかさが、すかさず言う。
「言わないですよ。それに一応、個人情報だし…。しかも言ったら、即本人にバレますよ?」