容姿端麗6人組


「お、おい!待て、走るな!!」


うるさい、うるさい、うるさーい!!

智が私の後ろから、走ってくる音が聞こえる。


あー、もう。

追って来るなぁー!!


「怜!!待てって!!お前、速すぎんだよ……」


ふんっだ。
私は中学の時、陸上部なんだから。

大会にだって出て、県大会優勝したんだからね??

智に負けてたまるか!!


思いっきり、走るスピードあげる。

すると前から人影が……


ヤバいっ!

止まんないよーー!!!!


ドンッ!!!!


「きゃっ!」

「やっ!」


いったぁー、、

ぶつかっちゃったよ。


てか、今…女の子の声??


「お前、何してんだよ。馬鹿だなぁ…」

「うるさいなぁ。元はと言えば、智が原因でしょ?」

「はいはい。えっと、、大丈夫?」


智が手を差し延べた。

私とぶつかった子に…


「あの…。大、丈夫…?」


智が言っても反応なし。

え?
もしかして……

気絶…?

それとも、、

死んじゃった???


嘘、嘘、嘘ぉー!!!!




< 293 / 447 >

この作品をシェア

pagetop