容姿端麗6人組
「怪我…、ありませんか?」
「え、?あ、大丈夫…です。こちらこそ、ごめんなさい。」
しゃがんでた私は、女の子に見下ろされる形で言われた。
立たなきゃ…
と思って急いで立った。
「痛っ!」
ズキッと足首に痛みが走った。
ヤバッ…
バランス崩した。
倒れるっ!!
パサッ…
「たく…、危なっかしすぎ…」
私は前に倒れて、智に受け止められた。
「ご、ごめん。」
智との距離近すぎ…
ヤバいって!!
「あの、もしかして…怪我しちゃいました?」
女の子が心配そうに、聞いてきた。
こういう場合、正直に言うべきかな…
でも、余計な心配かけたら…
「そうですよね!倒れたんですもんね!すみません!!私、雑誌見ながら歩いてて…、周り見てなかったから。」
女の子が申し訳なさそうに、謝ってくる。
でも、走ってた私も悪いよ…。
「こっちこそ、走ってたから…。ごめんなさい。あなたに怪我がなくって良かった。」