容姿端麗6人組
「何か、飲む?」
「ううん、すぐ帰るから。」
「そっか。で、どうしたの?急に…」
不思議そうな顔をするつかさ。
無理して、普通に話してる。
「つかさ…。どうして悲しい顔してんの?」
「してないよ。」
「してる!!悩んでなら話して?アタシ、何でも相談のるから。」
つかさがそれを聞いて、少し顔を曇らせた。
それから一息ついて、諦めたかのように言った。
「舞にはいっつも、バレちゃうよね。普通の顔してたつもりなのにな…。」
「話してくれる?」
「私、自分が大っ嫌い……。」
えっ!?
そんな、いきなり……
「皆を暗くしちゃう自分がイヤ。今日だって、蓮のお母さんが招待してくれたのに…、アタシの話が暗くして、皆をギクシャクさせた……。」
「そんな事っ!」
「あるの!!私が自分で、暗い人生歩んでるって事、自覚してる。だから…、皆に話せば暗くなるのも分かってる。自分自身が一番良く分かってるからこそ、話したくなかった。」
「何でよ。そんなの分かんないじゃん!皆でつかさの心を軽くしてあげられるかもしれない。」
私は一生懸命、説得するけど……
つかさは横に首を振る。