容姿端麗6人組
「私ね…、舞に言われて気付いた事があるの。舞、私の嫌いな所があるって言ってたでしょ?皆を暗くしちゃう自分が大嫌いって言った事や、私の人生は暗いって言った事。」
「うん、言った。」
何を言われるんだろう。
気付いた事って何だろう…。
「でも、舞に嫌いだって言われても、私の人生が辛くて暗い事には変わりないの。過去は誰も変えられないんだもん。だから、私の暗い人生も、私の大嫌いな過去も、私の一部なの。私がどんなに嫌っても、向き合わなくちゃいけない。」
つかさは、大人だ。
私、嫌いだなんて言った。
言えた立場じゃなかったのに…。
私が言わなくたって、そんな事言っちゃいけないって分かってたんだ。
つかさはしっかり、自分と向き合ってたんだ。
「私の人生が暗いって事は、分かってる。だから、皆に話せば暗くなるのも当たり前…。だから、私は暗くする事しかできない。」
「つかさっ!!」
「違うの、聞いて?私は自分の事を話せば、暗くする事しかできないの。でも、他の事で明るくする事はできる。」
「え…、、、」