容姿端麗6人組


バタンッ。


教室に入って、自分の席に鞄を投げて座る。

いつもこんな感じ。

一番端の後ろから二番目。廊下側ね?
てか、隣り壁~


「智樹、遅いぞー!」


前の席の慎二(シンジ)が言った。
入学してから、仲良くなったんだ。


「俺のせいじゃないんだからな?今日の遅刻は怜だし。」

「うわぁー、また怜ちゃんと登校してるよ。」

「幼馴染みなんだから、仕方ないだろ?」

「ぶぅー、ずるい~」


慎二は怜のファンだからな。
よく嫌味言われるんだよ…

怜と幼馴染みだからって


、、、あれ?

誰だ…、この隣りのヤツ。
見た事あるような、ないような…

てか、俺の隣りは転校して、いなかったはず。


「智樹?どうした…、って。ああ、隣りか。」

「誰?」

「お前は遅刻してきたから、知らねえんだよな。今日転校してきた……」


転校?
だから、空いてた俺の隣りか。


「片桐 優華(カタギリ ユウカ)です。」


カタギリ ユウカ ……?


名前は知らない…

けど、顔が…見た事ある…







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