容姿端麗6人組
「はいはい、HR始めますよ~!」
小柳は教壇に立って、話し始めた。
すると、いきなり隣りの片桐?だっけ。
が、話しかけてきた。
「あの…、名前。教えてくれる?」
「あ、俺の?」
「うん…。」
「香山 智樹。」
「香山…智樹くん。」
俺の名前を聞いて、繰り返すように言う片桐。
何か変なヤツ。
キーンコーンカーンコーン♪
「HR終了。」
いつの間にか終わったHR。
小柳が教室から出ていった瞬間、廊下が一気に騒がしくなった。
どの子、どの子??
って声があちこちから聞こえる。
まあ、転校生目当てって所か。
どうせ、可愛い子だとかいう噂がたったのだろう。
「うおおおー♪」
「可愛いぃ!!!!」
「ヤッベェー!!」
皆が片桐を見つけたらしく、いろんな声があがった。
片桐は真っ赤な顔で、モジモジしてる。
皆の視線が集まって、恥ずかしいらしい。