容姿端麗6人組
何かあったよね…。
やっぱり、、
さっき、凄い悩んでる顔してたし。
つかさの事は、お母さんが何とかしてくれると思うし。
お兄ちゃんの部屋に行くことにした。
トントンッ
「お兄ちゃん…、入ってもいい?」
「どーぞ。」
ドアを開けると、電気もつけず一人ベッドに寝転んでた。
頭の下に手を入れて、仰向けになってる。
「大丈夫?絶対何かあったでしょ。」
「何もない、、」
それだけ言って、天井を見つめてた。
「彼女?」
「っ!……」
「いつの間に出来たのっ?」
「……」
「分かりやすすぎだから。彼女と揉めた?」
「……」
「はぁ…、話してくれないならいいや。部屋戻るね。」
お兄ちゃんは結局、何も話してくれなかった。
私は諦めて、自分の部屋に戻ることにした。
でも、彼女出来たんだ。
知らなかった。
お兄ちゃん、あの様子だと完璧に彼女との喧嘩だよね。
大丈夫かな?
あんなに落ち込んでるなんて…
その彼女の事、そうとう好きなんだろうな。