容姿端麗6人組
「うわっ!!何、この『負のオーラ放出部屋』みたいなのは、、」
お姉ちゃんが勝手にズカズカ入り込んで、お兄ちゃんに言ってる。
それから何の反応もないお兄ちゃんに、お姉ちゃんは呆れたみたいで……。
はぁ~とため息をついてから、ベッドに寝転んでるお兄ちゃんを、ドンッと足で蹴った。
「いってぇー、暴力反対!!てか、勝手に入り込んで何だよ。」
「可愛い妹に、お兄ちゃんがって泣き付かれたら放っておけないでしょ?」
別に、泣き付いてはいないけど……
そんな事を思いながら、私はドアの付近で立ったまま、二人の会話を聞くことにした。
「『負のオーラ放出部屋』に何かご用ですか?」
「はぁ!?そんな冗談言ってないで、心配かけない努力をしなさいよ!!」
「冗談って…、俺の部屋を勝手にそう命名したのは姉貴なんですけど?」
「ゴチャゴチャ言ってないで、何があったか説明しなさいよ。こっちだって家の中を暗くされちゃ、居心地悪いの。」
「別に迷惑かけてないし……」
「アンタがそう思ってても、こっちは迷惑なの!!そんなんで夕飯食べられたら、お母さんだって心配しちゃうし。」
話が全く進んでないんだけど…
これじゃあ、ただの姉弟元気だよ、、