容姿端麗6人組
「で?何を悩んでらっしゃるんですか?」
微笑みながら、聞いてくる。
確かに悩んでるから、ブルーなんだけど…
どうしよう、
これって言っていいのかな。
聞いてきてるし、良いのかな。
でも言ったら、香山くんが困っちゃうかな…
「俺で力になれるなら、何でも聞くよ?」
「ほ、ほんと…?」
「いいよ。」
「じゃあ…、聞いてもらおうかな。」
香山くんの優しさに甘えて、相談することにした。
「何で悩んでるの?」
「あの…、佐々木さんいるでしょ?」
「佐々木さんって…、つかさの事?」
「うん…」
そうなんです。
私の悩みの原因は、佐々木さんなの。
「何っ?アイツに何かされたの??」
「何かされたって言うか…。私、嫌われてると思うの。」
「何で?」
何でって…
だって、明らかにそうでしょう。
「今朝、睨まれたの。凄い避けられてて…。」
「今朝??」
「うん。」
「あー、今朝ね。」
何か分かったかのように、香山くんは言った。