容姿端麗6人組
・事件△つかさside
怜が昨日の先輩に連れられてるのが見えた。
後ろにいるのは、怜の友達だったっけ。
徹……とかいう。
でもあいつ何してんの?
オドオドして、助けられてないじゃん!
私は無我夢中で、怜を助けた。
先輩を蹴っちゃったけど、後悔してない。
だって怜を助けられたから。
しばらく走って、先輩達が見えなくなった。
後ろから徹ってヤツが、ついてきていたのに気付いた。
それで私は、徹ってヤツを思いっきり睨んだ。
「あんた、最低……」
それだけ言って、ボタンを止め終わった怜の腕を引っ張って教室にいった。
「二人とも遅かったな。」
ギリギリで教室に入ってきた私達に、俊が言った。
聞こえてたけど、無視した。
だって今、超イラついてるから。